「私は、梨杏が大好きだから。気づかなくて後悔して、
康のところに行ってなかったの。」


「そうなの……?」

「だから、梨杏っ。私をお姉ちゃんって言ってよ?」


「……。」

「記憶は一時的に無くさないとならないけど、
私は梨杏を助けるから。いって?お願い。」


「……私も、りーちゃんっていってくれないとやだ。」