桜の咲く季節。


俺、森宮蒼空(もりみやそら)は高校二年生になりました。


一年前から着ている制服に身を包め学校へ向かう。


…あいつのことを考えて。


届くはずのないこの想い。


あいつの隣には…俺じゃない奴がいる。


だから俺はこの気持ちをしまって生活するんだ。


この時はまだわからなかった。


この先にまっている…


出逢いを。