「もう今日は遅いし俺、ホテル戻るわ。家どこ?おくってくけど」

「あ、私は海の家でやることあるからもう少しここにいるよ」

「ん」

先輩が立ち上がって背中を向けた。


「俺、明日もえみのことまってるから」

「……うん」