スタッフルームに戻ると、おばあちゃんにお客さんになんて態度とってるんだって怒られた。

でもその言葉も気にしていられないくらい私の中は悲しみでいっぱいだった。



…先輩たちひどい。
私がドジだからって、からかって…。

ずっと憧れてたキラキラした世界ってあんなところなの…?







違う。悪いのはわたしだ。



勝手に理想像を作ってそれを壊されたことでショックを受けてる。
自分勝手な都合で大好きな先輩にあんな態度をとってしまって…。




そんな自分が全部嫌になって、気がついたら座り込んでいた。

「も…う、最悪…」

言葉と同時に涙がどんどんと溢れてくる。


「ごめん」