「来いよ」

次の瞬間、彼女達は私の腕を爪の伸びた手で強く掴むと、

私の体を廊下に放り投げた。


「えーっとみなさんきいてくださーい!今ここに倒れている入山 睡蓮は親友の好きな人をとった裏切り者ですー!」


取り囲んだうちのひとりが歪んだ笑顔で叫んだ。