見ているだけでいいっていうのは本当。 だってきっと彼のいる場所は 眩しくて目も開けられないほど キラキラと輝いていて 私みたいな地味な子が入っていい世界じゃないから。 「ねぇちょっとー、真!」 だから、あぁやっていつも一緒にいる綺麗な女の人に嫉妬なんてしない。 むしろ、あんなに喋れることにあこがれる。 彼女から見る彼はどんななのだろう…。 そんなことを思いながら 先輩を今日も遠くから見つめた。