彩が目の前で死んでから数日が経った。 今まで暗い部屋を明るく照らしていた彩はもういない。 蓮も私も何も話さない。 ショックを受けすぎた。 家族の死。 大切な友達の死。 私達には過酷過ぎた。 考えていたとき。 だんだんと蓮の呼吸が荒くなってく。 それを聞いていた私にも、 まるで伝染していったかのように 苦しくなる。 あぁ。こうして私の人生は終わるんだな。 その時だった。