すると、後ろから笑い声が!




「ちょっと~
そんなこと、みうはしないよ~」


「え~?
さっき、教室で教科書が~」


「しぃ~!
声が大きいってば~」




え~!



みうと…虹河がいっしょ!!




「ちょと…宍戸…
あの声って~みうと虹河だよね?」

「あ~そうだね」




そうだねっって…



元々知ってたような言い方じゃん





「あ…
理由知りたい?」


「え…?」

「だって、どうしてなの?って顔に出てるよ笑」





ゲッ!!!!!







見抜かれた~!






「れいをおいてきたのは、このためで…
れいは、みうちゃんに一目惚れしたんだって
だから、今日、みうちゃんといっしょに帰るってさ~♪」





ええええ~!




びっくりだよ!?




確かに、みうは、この学年でかわいいランキング5位だけど…



あの、虹河にまでモテるとわ…





「で…虹河は、みうに告るって?」

「ん~?どうだろう…。多分ね…」

「へぇ~…」





明日、みうからの自慢覚悟しとかなきゃね~





「…」

「…」





なにこの沈黙……




そしたら…






ギュッ








えええ~?