あ!!

綾の家が見えた!




綾、助けてー

助けて…… 





「綾ーーーーーー!助けてーー!」




思いっきり叫んだ!!

きこえたかな……

聞こえてますように。




そしたら窓から綾が顔を出した!



「しおり?!」

「綾!!助けて…はやく、綾…」


もう、声がでないよ…



体力もないし



追いつかれちゃう…




「う、うん!わかった!!」




綾はなにが起こってるのか


わかってないみたいだけど…


降りてきたらわかるよね



ガチャ!




「しおり!!!」

「綾……後ろから…おわれてるの」

「えっ?!誰に?!」

「わかんない……」



そしたら……後ろから




「まてーー!!」

「逃がさねーよ!」



もお嫌……




「あの人達…」

「一発やってくる」




え……





一発…



「おりゃーー」




綾があの人達めがけて



走っていった!






——バチンッ






——ドンッ





後ろで鈍い音が……


綾、倒されてないよね…?