えっ…




今、抱き締められてる…?




「ちょっ…綾…?」

「ちょっとだけこーさせて」

「うっうん。」





どーしたんだろ……





なんかあったのかな



綾の心臓の音が伝わってくる






ドクンドクン…






「しおり…」

「なに?」

「好きだ。」

「しおりもだょ?」





なんで急にそんなこと聞くのかな…?




「そっか…笑」





今綾笑ったよね



よかった





「どーしたの?」

「ん…、もししおりが俺から離れてったら
どーしよって思って。」

「離れるわけないじゃん」

「ずっと俺のそばにいてくれ。」

「当たり前」

「ありがと」

「うんっ」



なんだ




そんなことか笑




しおりはいつでもずっーと綾の隣でいるから




心配しなくていいのに~





でもそーやって




想ってくれてただけでもうれしいな




「しおり」

「ん?」

「上むいて」

「…」









Chu…