「綾…?」

「しおりっっ」




綾…




来てくれたんだ…




やっぱ、優しい




「しおり!どうした?! 」

「ごめん…ね…。なんか…頭痛くて…」

「とりあえず、しおりの部屋いこ!」

「でも…2階…だよ?」




さすがに、彼氏だからって




上まで、連れていってもらうのは…




「しおりのためだ」






っ……!!





え…いゃいゃ…





しおりのためって





さすが…彼氏っ




その優しさに感動…




「しおり?泣いてんのか?」






つい、目がうるってなっちゃった





「泣いてないょー」

「よしっ!行くぞ!」




えっ…




ちょっ…




「重いょ…?」

「女子くらい軽いもんだっ!」

「ごめん…ありがとぉ」

「おぅ!よいしょっ!」





きゃっ…




綾の腕に包まれたっ!!




またまた、お姫様抱っこ



照れる……///




熱もっと上がっちゃうょ…




「この部屋か?」

「あっ、うん!ありがと」

「ベッドまで行ってやるから」

「ありがと…//」