————ガチャッ!!





「誰…こんなときに…」


ダダダッ!?

足音はこっちに向かってる…

あ!

まさか…! 





りょっ綾?!







ガチャン…







「「「綾!」」」






綾…!





どうして





今日は、大事な用事があるんじゃ…!





「しおりっ!!」

「はっ…はいぃ」

「しおり…これを」






えぇ!




ちょっと…。




綾が王子様みたいに座って




しおりに手を差し出してる




その手の上にゎ…。





指輪が入っているような






入れ物が乗っている!




なぜか、しおりには





この入れ物が




"開けて開けて"



って言ってるような気がした






「え…?」

「しおり…お誕生日おめでとうございます。」

「あっありがとう」

「これを…差し上げます・・・

開けてご覧ください...」

「はい…」







パカッ・・・








開けてみたら———







キラキラ…







「「「うわぁ~!」」」






みんな一斉に声をあげた