昼休みの後の5時間目。

ずっと咲希の言葉が気になってた。

何て言っていいか分からなかった自分にも、分からなかった。

いろんな事が頭を駆け巡って、授業どころじゃなかった。

隣の席から手紙がまわって来て「咲希ちゃんから」とひそひそ話しでその小さく折りたたんだ手紙を受け取った。

咲希のメアドだった。

他には何も書かれてない。

「何かぶしつけな子だよな。ってか強引だな、咲希ちゃん。」

とか思いつつも、メールを送るお人好しなあたし。

"美雪だよ☆どしたの?"

返事はなかった。

「なんなんだ咲希ちゃん…。」

平凡なあたしの生活に、突如入りこんで来た。