「おはよー!じゃーん!今日は久しぶりに髪型かえちゃいました。分かるー?」

准は「そうかな??」って感じの顔してた。

「何か言いなよー。」

ちょっとムスッとした顔で准を見た。

なんだか最近准はつれない。

授業中も上の空って感じ。

「恋でもしたのかなー?准くぅん。」

笑いならが聞いた。

いつもクールな准だけど、更にクールになっちゃって。

変な奴!

でもお互い親友って思ってるから、別に彼女ができたらそれはそれでいいんじゃない?

この関係は続く。

ママチャリ。

休み時間の談笑。

お昼休みのお弁当。

「学校行こっか。」

准が切り出す。

ちょっとふてくされたままで学校へ向かう。

「女の子はいつだって変化に気付いてほしいの!もぉ。」

ぼそっと准の背中に向けて言った。

「おはよー。あのね、准君の事で相談があるんだけど。今日の昼休みいいかな?」

初めて同じクラスになった咲希が話しかけて来た。

もしかして!

と思ったあたしは、昼休みまでがすごく長く感じた。

きっと准の事好きなんだろなー。

とか。