吹き飛ばされた不安がまた押し寄せてくる気がした。



もうメールを見る前に胸がズキっとした。


ずしんとした痛みと、急にこけた時の、一瞬冷や汗が出るような胸の痛み。



"准君とは友達だよね?"


たった一行だった。


そのたった一行があたしの気持ちをかき乱す。



咲希のメールはあたしを自問させる。



「あたしは准と親友。」

??


「もしかしたら准の事…好き。」


??



友達に言う言葉は、前者だろう。


"親友"と。