「ふふふ」 久しぶりだったんだからしょうがないじゃん! それからあたしは家に帰るまでずっとニヤニヤしっぱなしだった。 そして、空輝の家の前。 学校からの帰り道は空輝の家の方が近い。 「傘、サンキューな」 そう言ってあたしに傘を差し出す。