「絢妃(アヤヒ)ー、委員会あるの忘れてて!ごめん、先帰っていいよ!」



あたしの目の前で両手を合わせて謝ってくるのは親友の日毬(ヒマリ)。





「わかったー!また今度一緒に帰ろ!」



ほんとは街の方にでて遊ぶ予定だったんだけど、委員会ならしょうがない。




「ホントごめんね!じゃぁ、また明日ー!」


「ばいばーい!」




手を振りながら走って教室を出ていった日毬。




「大変そうだな…日毬」


あたしはそう呟いて教室を後にした。