｢｢付き合うことになった？｣｣

万理とマナミは口をそろえて驚いた。

｢うん♪」

｢そうなの？冬美、最近元気なかったから、ダメなのかと思ってた｣


｢えー？何かテキトーな感じしない？」

マナミに、痛いところをつかれた。

私も…それは少し思うけど。

マナミは少し納得のいかない顔つきだったが、万理は祝福してくれた。

｢マナミは彼氏とどうなの？うまくいってる？」

｢あー別れた、昨日」

｢え？何で？」

それで機嫌が悪いのか………。


｢相手が、何か元カノの話してきて……ムカついたから」

｢え？そんだけ？」

｢嫌じゃん、今は私と付き合ってるのに、過去の話なんか持ち出されても

｢………………｣



その日の帰り道に、雨君にマナミの話をしてみた。

｢で、理由聞いたらその彼氏が前の彼女の話してきたからなんだって」

｢へー………」

｢もう一人の子は呆れた顔してたけど、私はその子に同感かな」

まぁ、万里の手前では言えなかったけど。