弱ったように笑っていたけど、私はひるまなかった。

「とりあえず、学校には行こうよ。お願いだから」

「んー……わかった」

……なんとか、了承はしてくれたけど。

それから、朝はお兄ちゃんと一緒に登校する事にした。

相変わらずお兄ちゃんは夜遊びをやめなくて、朝は死んだように眠っているお兄ちゃんを起こすのに、大分時間を取られる。


帰りは雨くんと一緒に帰る。

そんな日々が続いた。