「ノリちゃんから、告白したの?」

何か沈黙になり、気まずさに耐えられなくなった私は、思い切ってノリちゃんのことを聞いてみた。

「…………何、いきなり」

「いや……お兄ちゃんと、あまりそうゆう話したことなかったし。たまにはいいかなって………お兄ちゃんからなの?」

「いや……あっちから」

……ノリちゃんからなんだ。

「最初は、友達だったんだよね?」

「まあ………」

「いつから友達だったの?」

「んーと………一応1年の頃から顔は知ってたけど、同じクラスになったのは2年のときで、そっからしゃべるようになって……」

なんか、想像つくかも。

二人とも、友達多そうだし。

「いつごろから、付き合ってるの?」

「2年の冬ごろ」

今までお兄ちゃんにはそんな事が聞いたことがなくて、お兄ちゃんは気まずそうにだけど、答えてくれた。

「告白されたとき………どう思った?」

私は少しからかうように聞いてみた。

「ん………ま、びっくりしたね。友達だと思ってたし」

「でも、嬉しかったでしょ?」

「まあ………」