「浮気、されたんだー」


へらへらと笑って見せると
険しい顔をする上城君。



あー。空が青いな。雲が白い。

空を見ると元気になるって言うけど、
私は逆だな。

あんな綺麗な空を見てたら...苦しくなる。



「ははっ、
そんな険しい顔しないでよー。
ぜーんぶ私が悪いんだから。」


そう、全部全部。私が悪い。


「そうだよ、当たり前じゃんか

何の魅力もない、可愛くもない私が可愛くて女の子らしくて魅力のある
美麗に勝てるわけないじゃんね」






「あーあ、馬鹿だなー私。
自惚れちゃってさ、馬鹿みたい」






「本当さー何で私だったんだろうね。
初めから私じゃなくて美麗に告白すればよかったのに.......。

.........っ、なんで、かな.......。
......うっ、、な、んで、、っ」