あの事件の後、あたしはスタンドのバイトを辞めた。

元々は、あたしのトラブルにシェルを巻き込んだ為にあんな事になったんやから…

責任の一つも感じてしまう。

あたしが落ち込んでたら小倅が迎えに来てくれる。

「シェルは、誰かの為に尽くす為に作らせたロボットだ。最初は、俺の為だけだったけど…俺の為だけじゃなくお前の為にも尽くせたんだ…アイツは十分すぎる人生を送ったんだ」

そう言ってあたしを励ます為に…

「うん…ありがと小倅…」

「小倅ってのは、いい加減勘弁してくれんか?一応俺には南蔵院 春彦って立派な名前があるんやけん…」

確かに…あたしもいい加減飽きて来た。