石は砕け、木は折れ凄まじい勢いで何かが出てきた。
そして現れたのは
「たたり神!!!!」
俺はそう叫んだ。
あまりに大きく醜く、赤黒い血の蛇が体を覆いつくし、土を草木を腐らして突き進んで来るその大きい神で合ったであろそのものを。
「お爺様、たたり神だ!」
たたり神は俺らがいる高台に向かってくる…!
ダメだ、下には、アカシシである來華がいる!
「來華逃げろ!」
ダメだ怯えきっている