休み時間、清羅と体育館に来ている。

清羅は小さい頃からずっと変わらない。

ダンスが好きで目を輝かせて踊ってる。

今だって。



…3,2,1,go! ………♪



楽しそう。


柚季「 もうちょっと足を動かしたほうがいいよ。アイソレーションとか入れたら? 」

私も清羅の夢を叶えるために必死に勉強してる。

清羅を応援する。




「清羅と柚季だろ。」


((えっ!!))


あの蒼原翔榿だ。

「そうだけど、なんか用事でも?」


清羅が真っ先に口を開けた。

「いや?別に。ただ見に来ただけだけど。ダメ?」


((はっ…))


「いいけど…別に上手くないから。」


((ここにあいつがいる。))

「やっぱり帰ってー!」

「はいはい。」




…ズキッ。

やっと分かった。私は蒼原に恋している。