「ふう~ん。中学生なの?」メイクばっちりの女の人が言う。


「あっ、はいっ。」


「神谷もてるもんね。まぁいくら何でも中学生には手を出さないよね。中学生から見たら神谷もオジサンだし?……彼女じゃなくて良かったでしょ?アイ?!」もう一人の女の人が言った。


メイクばっちりの人は、アイって名前なんだ。

神谷さんのこと、スキなんだね。

こんな人相手じゃ、敵わないなぁ。

あたしも、誰にも負けないくらい、大好きなのいに…。



「もう、いいだろ?また来週な。行こうか、留里。」


あたしは、アイさんたちに軽くお辞儀をして神谷さんとその場を離れた…。