「留里、ついたけど…。そんなに見つめられると、さすがに俺も照れるよ…」


「あっ、ごめんなさいっ」 あたしのほうが照れ照れです!


新しい遊園地は、うちから車で一時間ほど。

近すぎっ。

もっと二人きりの時間。ドキドキだけど何だか残念だなぁ。

でも心臓もたないか…。


「じゃぁ、行こうか?」

神谷さんはニコッと笑って、あたしに手を差し出した。