幹事が良く準備していたので、二次会はスムーズに進行していた。

一樹も気が気でなかったが、一安心していたようだった。

そんな一樹をみた嘉雄が、

「おまえ、これからなんか用事があるのか?」

「いや、ないよ!」

と一樹が答えると嘉雄が珍しく飲みに行こうと誘った。

「ああ、構わないけれど友紀奈ちゃんはどうする?」

そうだった。友紀奈は事故で帰る車がなかったのだった。