数時間後、嘉雄は病院の前についた。

しかし、まだ早朝だったので近くのファミレスへ向かった。

そこで、嘉雄はモーニングを頼んだ。

モーニングのセットが運ばれてきて驚いた。

「あれっ?」

と思わず言ってしまったくらいだった。

そう、嘉雄が頼んだのは、天丼だったからだった。

しかし、これ以上突っ込めないところが嘉雄の性格だった。

とにかく、食べることにした。

そして、心の中で祈った。

「どうか、友紀奈が目をさましてくれますように・・・」

と・・・。

食べた後、コーヒーを頼み、飲んでいたが、どのくらいの時間がたったのか、だいぶ周りがにぎやかになってきた。