雅史の車は、どんどんスピードがあがっていった。

友紀奈は、思わず言った。

「雅史、危ない!」

でも、雅史はスピードをゆるめない。

それよりも、どんどんスピードが、あがっていく。

「友紀奈、ごめん!」

と雅史が言い終わったか終わらないうちに、友紀奈の目の前が空の中へと・・・

まるで、蝶のごとく ふわふわと飛んでいた。