「俺も、友紀奈のことは大好きなんだ!」

と雅史は友紀奈の欲しい言葉を発した。

でも、友紀奈は嘉雄から聞きたい言葉であって、もう雅史から聞いても嬉しくもなかった。

そして、この時はっきりと友紀奈は確信した。

そう、友紀奈の好きで付き合いたいのは、嘉雄だけだと・・・

嘉雄からは、まだ何もいわれていなくても・・・

「私、もう雅史とは以前のようには、付き合えない。」

とはっきりと返事をした。