でも、勇気を振り絞って、

「雅史・・・ごめんね・・・わたし・・・」

「わかってる。今の車のメンバーがそうなんだろ?」

と雅史が言った。

思わず、友紀奈は雅史が知っててこんな風に声をかけてきたんだと確信した。

「そうなの。雅史の考えてるとおりよ。」

と友紀奈は答えた。

「おれ、友紀奈のことを諦めたわけじゃないからさ!」

と雅史がはっきりと答えた。

友紀奈は返事のしように困った。

「とにかく、今日はもう遅いし・・・」

「わかったよ。今度、会ったら絶対ドライブに行ってくれるよな?」

と雅史が強く言ったので、

「うん・・・」

と仕方なく友紀奈は返事をした。