「先輩、酔いすぎです!」

「まぁ、後輩の一樹君は 私のいう事が聞けないの?」

と・・・麻紀はココぞとばかりに一樹に言った。

「じゃあ、俺を明日休ませてください!」

と一樹が言うと、急に我に返ったように麻紀が

「駄目ダメ!明日はちゃんとお仕事だからね~」

とシラフに戻ったように言った。

結局、3人はこのまま帰ることになった。

「友紀奈ちゃん、ごめんね~」

と麻紀が言うと、

「麻紀さん、気にしないでください。今度は電車で私が遊びに行きますから!」

と友紀奈が答えた。

「うん、それはいいな!」

と一樹が言った。

嘉雄も酔った勢いで、

「じゃ、今度来るときはメールして!俺、迎えに行くから~」

と言った。

それを聞いた一樹と麻紀は、もしかして二人は昼間何かあったのか?と勘ぐったが、嘉雄の事情を知ってる二人は敢えて聞かなかった。