「おい、一樹。どうせならカップルで行動する楽しみも味わいたいな!」

と嘉雄が面白い提案をした。

誰もが、嘉雄の口からこんな言葉が出てくるとは夢にも思わなかった。

「OK!じゃあ、俺と麻紀先輩。嘉雄と友紀奈ちゃんでいいかな?」

と一樹は無難にまとめた。

「一樹、サンキュ!」

そう、嘉雄が答えると二手に分かれた。