「いいよ。俺のことは気にしなくてもさ。」

と嘉雄が言った。

あのスキー場での嘉雄とは印象がだいぶ違っていた。

「とにかく、動物園へ行きましょう!」

と麻紀が言ったのを合図に 一樹はアクセルを吹かした。