「友紀奈、ごめん。本当に、あのときは俺も馬鹿だった。あれからは、友紀奈のことを考えて毎日眠れなかったんだ。」

と雅史が言った。

もちろん、友紀奈は許す気なんてなかった。

「ねぇ、雅史。今日はたまたま出会っただけで、母が連れて来てしまっただけだから・・・」

と友紀奈が話してるのをさえぎって、

「とにかく、あの時のことはごめん。」

と雅史は、友紀奈に謝るだけだった。