その日の夢は懐かしい夢だった







私がここに来た時だった







施設のおじさんと一緒にこの家に荷物を持ってやって来た







部屋まで来ると扉の方に誰かいた







そちらを見たら逃げてしまう、







私は勇気を出して







「……こ、こんにちわ」







と、言ってみた







するとその子はビクッとしてから姿を表した







小学生くらいの子でとても可愛かった







ビクビクと怯えていて
意を決したような顔をした後に私に







「あ、あのね
お姉さん、ここに住むの?
私、たまに来てもいい?」







と、言われたので疑問符をつけながら







「あなたは?」







と、聞いた
すると







「私は!
隣に住んでる花津和花!!
お姉さんは?」