今は皆でリビングにいて、トランプをしている







「あっがり〜
やっぱり俺は天才だからな」
なんて言うサクさんを置いてハルトさんが優しく







「凪、どれか引いて」
そう言ってきたので一枚を引いた
じじ抜きをしているのだけどなかなか数字が揃わず苛立ってしまう







すると、
「姉貴さぁ、
好きな奴とかいないの?」







そう夕が聞いてきてサクさんは笑い初めて、ハルトさんは固まり、お兄さんは苦笑いをしていた







「ど、どうしたの?急に
夕は好きな子できたの?」
そう聞くと
膨れながら







「出来るわけないじゃん
可愛い子いないんだよ?
学年で一番の子もそこまで可愛くなかった」







そう言いまた、姉貴は?と聞いてきた
「私は、いるよ」
そう答えると身を乗り出してきて







「誰!
カッコイイの?
どんな人?
写真は?
名前は?」
と、聞いてきた







先輩達3人はハラハラしながら見ていた
椿にぃは







「この3人の中の誰かだったりしてな」
なんて、冗談を言うように言った
だから、







「一番端のハルトさんだよ」
そう言うと
「えっ!?」
「マジ!?」







と、二人は驚いてハルトさんをまじまじと見た