それから俺は3日休んだ。
その3日間、優斗はお見舞いに来てくれた。
部屋には入ってこなかったけど…
(嫌われたな、俺……まあ…そうだよな。)
熱もひき、4日ぶりの学校。

チャイムと同時に教室に入った。
『おう!おはよう、大丈夫か?』と声をかけてくれるやつがほとんどだった。
優斗も……同じように言ってくれた。

(謝んなきゃな…。)

「優斗…悪かった。……ありがとな」
「直弥。俺、楓と付き合うことになった。」
「うん。そうだろうと思った。」
「えっ?知ってたのか?」
「まあな、俺だぞ?優斗のことは大体わかる。」
「直弥……さすが俺の親友」
「当たり前だ。……本当に悪かったな」
「いいよ、こうやって話せてるからさ!」

そのあと、白井と優斗は学校中が認めるラブラブカップルとなった。
しばらくは、白井の顔を見ると辛かった。
でも、二人の幸せそうな顔を見てるとバカらしくなってきた。

「優斗……幸せにしてやれよ……」
「ん?なんかいったか?」
「なんも?」