次の日、委員会決めや選択授業のことやら決めることがたくさんあった。
(だるい……だるすぎる…。早く帰りたい。)

俺はじゃんけんに負け、文化祭実行委員になってしまった。
(ついてねぇ…最悪だ。)
「直弥!良かったな!」
「何がだよ!最悪だよ!」
「とか言ってぇー、本当は嬉しいんだろぉ?しかも、楓ちゃんと一緒じゃん!」
(…!?楓…ちゃん!)
黒板を見ると俺の名前の横に白井の名前があった。
(おおお!神様!ありがとう。)
俺は心の中で叫んだ。
「はぁ?白井?何で?お前、白井のことやら好きなのかよ笑笑」
恐る恐る聞いてみた。
「お前しらねぇーの?楓ちゃんは俺ら男子のアイドルだぞ?」
「そうなの?!」
(マジかよ!ここら辺にいるキモい男子たちと俺がライバルなのかよ!考えらんねぇ…。でも、実行委員が一緒か!ラッキー)
「直弥、良かったな!まあ、頑張れよ」
優斗は心のこもってない応援をしてくれた。