目を開けるとたくさんの小さな泡が視界に入る。水面にうつる、太陽の光。ここは浅瀬の海。

私は泳いで虹色の泡…しゃぼん玉のようなものをたくさん作っている二枚貝に近づく。

いつも持ち歩いているコロンにその泡を何個かためる。

私はリン。私は人魚。

尾びれを動かしてペットのイルカのもとへ泳ぐ。

頬をなでて、キッチンから魚を取り出して食べさせる。

嬉しそうにしているイルカ…ツバサの背中に乗るとツバサは張り切って日本の海まで泳ぎ始めた。