きっとまだ、お母さんたちは寝ている。 そんな中、わざわざ起こすのはかわいそうだしね。 そう思いながら、ドアのぶに手をのばすと、後方からお母さんの声が聞こえた。 「小春、どこ行くの?」 「香鈴と神社に行くの。新年のごあいさつ!」 振り向くと、やっぱりお母さんがいた。