恋せよ伊勢海老学園

「はい、ここが2年の教室、響くんは3組でこの教室ね。でもまずはあそこの教室で学年のみんな挨拶!」

「はい、ここまでありがとうございました」


頭を下げて教室に向かう、しばらく教室前にいた先生と話してから中に入る。
有名な男子校だからかだいぶ人数が多いな。


う…。


“そういう目”で見てる奴が何人かいる…。

昔から慣れすぎてだいたいわかってしまうのも嫌なところだ。


「というわけで転校してきた伊藤響君です。じゃあ一言お願いしま…」

「あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


誰かの大声が響き渡った。全員一斉に声の方向を向いた。

声の主は金髪のいかにもチャラそうな人だった。遠くにいるせいで顔はよくみえないけど…どこかで見たことあるような…


って、もしかして…


「佑樹…?」


名前を呼んでみるとパッと嬉しそうな表情にかわり、まっすぐ他の生徒そっちのけでこちらに走ってきた。
先生が怒鳴っていたがおかまいなしに俺のほうに突っ込んできて思い切り抱きついてきた。


「あっ…!!!!ちょっ!?」


支えきれず後ろに倒れ、押し倒される形になってしまっている。ぶつけた頭をさすりながら涙目で目を開けた。


「響っ!覚えてたんだな!そう俺!佑樹!!!!!」