恋せよ伊勢海老学園

無駄に登場人物います
別に見なくても読めると思いますんで暇な時にでもどうぞ
ちなみに登場人物はみんな男です
これから地味に増えていくと思います。


【伊勢海老学園】
県内では有名な男子校
今日も元気にホモってる




☆伊藤 響(いとう ひびき)

2年3組 17歳 168cm

小学校卒業とともに転校したが高2の春に戻り伊勢海老学園に入学
容姿端麗のためモテる
ちなみに主人公
好きな食べ物は甘いものとさくらでんぶ





☆吉田 佑樹(よしだ ゆうき)

2年3組 17歳 171cm

主人公の幼馴染、転校前は響の家とお隣さんだった
小学生の頃から響に片思いしていたが告白は出来なかった
転校してきた響との再開を喜んでいる
好きな食べ物は千切りキャベツ





☆川村 春斗(かわむら はると)

2年3組 17歳 178cm

響、佑樹と同じクラス
長身と髪が全体的に長くモサッとしているせいでネクラでオタクなどど思われている、普通にしていればイケメン
人付き合いが苦手なところもある
好きな食べ物はたらこスパゲッティ





☆福井 龍馬(ふくい りょうま)

3年4組 18歳 173cm

ちくわ部の部長
歴史オタクで同名の坂本龍馬に運命を感じている
口調が「~だぜよ」など色々とイタイ
ただのバカでもあるがバカかげんが意外と人気である
好きな食べ物はお母さんの手作りハンバーグ





☆広瀬 大和(ひろせ やまと)

3年1組 18歳 180cm

伊勢海老学園の生徒会長
成績優秀、スポーツ万能と様々な物語における典型的な生徒会長である
腹黒いところもあるが先生への愛想や成績でカバー
龍馬とは1年の頃からの友達である
好きな食べ物は梅干し




☆伊勢海老 旬太(いせえび しゅんた)

3年1組 17歳 175cm

理事長の息子、超絶ナルシスト
一応副会長
だが学校の人からはしょっちゅうイジられてる
愛すべき馬鹿
好きな食べ物はみたらし団子




☆八王子 光哉(はちおうじ こうや)

3年3組 18歳 185cm

学校一のイケメン先輩
イギリス人とのハーフ
性格よし顔よし性格よしのパーフェクト男子
天然がはいっていてぬけているところもあるが
そこがまた人気の1つでもある
好きな食べ物は桜餅





☆広瀬 新(ひろせ あらた)

1年2組 16歳 160cm

響大好きの後輩
響に駆け寄っていく姿はまるで犬のよう
ちなみに大和の弟、兄に似て外面はいいが腹黒である
好きな食べ物は何でも食べるので特に無し(先輩が美味しそうだと密かに考えている)





☆伊藤 芽吹(いとう いぶき)

1年2組 15歳 175cm

響の弟で新とは同じクラス
成長期に入ってから兄の身長を超したことが嬉しい
やたら男にモテる兄を心配しつつ見守っている
好きな食べ物は甘いもの全般、特にホットケーキ




☆伊勢海老 旨雄(いせえび うまお)

理事長 ?歳 180cm

最近はダンスにはまっている
色々とぶっ飛んでいる人だが
会社の社長だったり学歴は超エリート
好きな食べ物は妻の手料理





☆西園寺 徹平(さいおんじ てっぺい)

2年3組の担任 国語教師 40歳 176cm

響の担任
ダンディなイケおじである
めんどくさがりなところもあるが
やるときはやる良いオッサン
好きな食べ物はおでん





☆三ツ谷 俊介(みつや しゅんすけ)

新米の数学教師 26歳 169cm

今年から先生になったばかりの新米教師
年が近いこともあって生徒からは人気
慣れないところもあるが毎日頑張っている





☆大木 湊人(おおき みなと)

大学生 23歳 178cm

響の家の隣に住んでるお兄さん
ちなみに根っからのホモ
かるいところもあるが何かと相談にのってくれる良い人
辺り一面ピンク色がが舞っている。
思考がほわほわしている。多分これは夢だ。
そして一面のピンクこれは……………


さくらでんぶだ____。

「兄さん!!!!!」
「うひゃぁっ!?」
突然の大声で飛び起きる。目をこすり声のする方向をみると弟があきれがおで見ていた。
「まったく…登校初日から遅刻する気?」

こいつは弟の芽吹(いぶき)。しっかりもので俺にたいしてもあれこれ世話を焼いてくる、しかも高校に入ってから成長期がおとずれ俺より背が高くなってしまった。
そういうこともあり母からはどっちが兄だかわからないわねなんて笑われる始末だ。
自分でも抜けている部分があるのは自覚しているし正直助かっているのは事実だけれども…。

「だって…さくらでんぶの海が」

「またさくらでんぶの夢か…好きだねぇ…ほらちゃっちゃっと支度する!」

「うー……はぁい」
弟にせかされながら支度をし家をでた。

俺達兄弟は転校生、小学校までこの地に住んでいたが、小学校卒業とともに転校、そして高1の最後の月にここにまた戻ることになり、新学期に似合わせて引っ越してきたのだ。
小学校の頃の知り合いに会えないかとわくわくしている反面正直気が重い部分もある。

俺、伊藤響には特にこれといって長所があるわけでもないが…一つだけ…。


“何故か男にモテる”


この長所なのか短所なのかわからないものは小学校の時から今まで変わらない。
同級生(男)に告白されるし電車でセクハラ(男に)されるし。さらにまだまだある。
それが今から通うことになる学校に対しての不安しか生み出してくれない。

なぜなら俺達が通うことになる学校、「伊勢海老学園」は男子校だからだ。

「はぁ…」
電車に乗っている間も降りて学校に向かう間もため息を何度かついた。
せめて弟が同じクラスなら少しは気が晴れるが弟は一年生、俺は二年生だ。

あぁ、今すぐ帰りたい…。

そんなこんなでぐるぐる考えるうちに伊勢海老学園の前についてしまった。
一度下見として来たがやはり大きい学校だ。ちなみに弟は新入生だが俺は転校生として学年の人に挨拶させられる。

めんどくさいし不安すぎる。

「兄さんため息ついてても変わんないよ?ほらいこう」

「…うん」

不安を抱えながらも学園の校門をくぐる。


どうか普通の学園生活を送れますように…!
「失礼します」

今、俺が立っているのは理事長の部屋。まず理事長に挨拶しなければならないらしい。
ちなみに弟は新入生だから必要ないらしく俺だけ、というわけで挨拶にきたのだが…。



カッカッ!カツンッ!!!



「やあ!!!よくきたね!!!!!!!」




何で理事長が上半身裸ででタップダンス踊っているんだ__。


「どうした私の踊りの素晴らしさに声も出ないのか!」

「まぁ…ある意味そうですね」

「ハハハ!そうだろう!私は伊勢海老旨雄、理事長だよろしく!!!」


どうやらだいぶぶっ飛んだ学園に来てしまったようだ。今すぐ帰りたい。

それからしばらく理事長のタップダンスを見ながら学校の説明を受けたが、後半の方は息がきれて聞こえづらかった。何度も思ったがやっぱり帰りたい。


「まぁ…そういうわけだゼェゼェ…楽しい学園生活を送りなさいゴホッ…」

「は、はぁ…」

だいぶ疲れているようだが、こっちも別の意味で疲れた、しばらく理事長が夢に出てきそうだ。

理事長室を出ると若い先生が立っていた。


「響君だよね?」

「あ、はい」

「タップダンス見せられたでしょ?お疲れ様~」


見るからに新米教師って感じだし、口ぶりからするとおそらくこの先生もタップダンス見せられたのであろう。もしかするとアレは理事長なりの歓迎なのだろうか?


「あ、僕は三ツ谷俊介、数学の先生ですよろしくね、案内役まかされてるんだ。そろそろ行こうか」

「あっ…はい」


先生もぶっ飛んでるのかと思ったら普通の人だ、良かった。
教室に行くまで今年から先生になったとか、理事長には最初はおどろいたとか色々話してくれた。
人懐っこい笑顔が特徴的で話しやすいしきっと生徒には人気がでるだろう。
「はい、ここが2年の教室、響くんは3組でこの教室ね。でもまずはあそこの教室で学年のみんな挨拶!」

「はい、ここまでありがとうございました」


頭を下げて教室に向かう、しばらく教室前にいた先生と話してから中に入る。
有名な男子校だからかだいぶ人数が多いな。


う…。


“そういう目”で見てる奴が何人かいる…。

昔から慣れすぎてだいたいわかってしまうのも嫌なところだ。


「というわけで転校してきた伊藤響君です。じゃあ一言お願いしま…」

「あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


誰かの大声が響き渡った。全員一斉に声の方向を向いた。

声の主は金髪のいかにもチャラそうな人だった。遠くにいるせいで顔はよくみえないけど…どこかで見たことあるような…


って、もしかして…


「佑樹…?」


名前を呼んでみるとパッと嬉しそうな表情にかわり、まっすぐ他の生徒そっちのけでこちらに走ってきた。
先生が怒鳴っていたがおかまいなしに俺のほうに突っ込んできて思い切り抱きついてきた。


「あっ…!!!!ちょっ!?」


支えきれず後ろに倒れ、押し倒される形になってしまっている。ぶつけた頭をさすりながら涙目で目を開けた。


「響っ!覚えてたんだな!そう俺!佑樹!!!!!」

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