「…行ってきます」




いつも同じ時間、いつもと同じ朝。


代り映えのしない毎日


「陽菜、おはよー」


君のその眠たそうな顔に


思わず笑いがこみ上げてくる。


「 おはよ。翔」


他愛もない会話。


「どーせ昨日もゲームしてたんでしょー?」


なんていいながら


いつもと同じ通学路。