先生の話によると、友達から遊ぼうと誘われたら一緒に遊ぶが自分から輪に入っていくことはないと言う。

その日の夜お父さんとお母さんは話し合った。

「あなたも昔から圭みたいに人見知りひどかったの?」

「う~ん、あんまり覚えてはないけど俺も自分からいく方じゃなかったかな?
あと母さんから聞いた話だとな。」

「そう・・?
でも二年も経つのに・・
小学生になったら心配じゃない?」

「そうだな~・・
まぁ、小学生になったら仲の良い友達が決まってくるし大丈夫じゃないか?
あんまり心配しなくても圭は素直な子に育ってくれてるし。
それに・・俺みたいに愛する人ができたら変わるかもしれないし(笑)」

「はいはい(笑)
そうよね、小学生になったら決まってくるわよね・・
それにあなたの言うように愛する人ができたら変わるかもしれませんね(笑)」

二人は笑い合い、心配ながらももうしばらくそのままの圭を見守ることにした。