「ごちそうさまでした!」

お昼ご飯を食べ終えた圭は急いで準備をした。

「お父さん、早く行こう!」

「今食べたばっかりだろ、ちょっと待ってくれ(笑)」

「良いから早く~」

圭はそう言いながらお父さんの腕を引っ張った。

「はいはい、わかったよ(笑)」

二人は靴を履き玄関を出た。

「圭、お父さんにいっぱい遊んでもらっておいで!」

お母さんが圭にそう言った。

「うん!」

「行ってきまーす!!」

お父さんと圭は声を揃えてお母さんに手を振りながら歩き出した。

「行ってらっしゃーい!」

お母さんも手を振りながら二人の姿が見えなくなるまで見送った。

『似てるな・・。』

お母さんはお父さんと圭の後ろ姿を見てそう思った。