「川崎」

「っえ?」

「部活戻るわ」

ガタンと椅子から腰を浮かせる高島くん。


「わかった…頑張って」


170cmとか言ってたなぁ、高島くん。
確かにあんまり高くないかも。

そんなことを思いながら高島くんの後ろ姿を見つめる。



唇がジンジンする。




虚しい。