「っは…ぁ、はぁ」


10分くらいのぶっ通しのキスで酸素不足になった私は、息を整えていた。


高島くんは頬杖をついてグランドを眺めている。



なんで私
こんなに高島くんが好きなんだろう。


高島くんに強引なキスをされるのが全く嫌じゃない。むしろ、期待してる。


教科書を忘れた時に貸してくれたのがキッカケで好きになって。


でもチャラくて
いろんな人とキスなんてしてるんだろう。





横顔を眺めながら、少し涙が出た。