「っ」


私の気持ちに気づいたその日から
高島くんは私の心を弄ぶようになった。


「する?」


シャーペンを握ってないほうの左手を握られて、胸がキュンと締め付けられる。



「……うん、」





そう言った瞬間に唇を奪われる。
慣れた手つきで。