高校入学直後 わたしは恋をした。 「川崎〜!」 そう私の名前を呼んで教室に入ってくるのはサッカー部の高島くん。 「部活は?」 「へへっ、サボり〜」 放課後の教室で日誌を書いていた私の前に座ると高島くんはそう言った。 7月。 あと少しで夏休み。 高島くんに片想いして3ヶ月。